「字をキレイに書きたい」
パソコンが普及し、字を書く習慣が著しく減少していく中で、一周回って最近は逆にそういうニーズが増えてきているように感じます。
それを証明するかのように、テレビ番組でも美文字を取り上げられている番組もちらほら出てきました。
今回は、「これだけ意識すれば一気に大人っぽい字になる」漢字の書き方について解説したいと思います。
漢字を書くコツは、「打ち込み」「ヨコ線」「スキマ」「逆台形の四角」。この4つを意識すれば漢字は劇的に美しくなる。
Contents
【きれいな漢字を書く】コツ1.「打ち込み」を入れる

ただまっすぐなだけの線は、子どもっぽい印象を与えてしまいます。
漢字の線の書き出しに、斜め45度の「打ち込み」をいれ、「ため」を作るだけで漢字は美しくなります。
漢字を書くときには、「とめ」「払い」「バランス」が大切だと言われていますが、その前に「ため」がないとメリハリがない字になってしまいます。
しっかりとした、「打ち込み」を入れ「ため」を作り、力強い漢字を書くようにしましょう。
【きれいな漢字を書く】コツ2.「一、二、三」で横線マスター

漢数字の「三」を書く時に、1本目の線、2本目の線、3本目の線で、線の書き方が全く違います。
この3本の線を、全て同じように真横に書いてしまうと子供っぽい字になってしまいます。
1本目は、「上に上がっていくように」
2本目は、「まっすぐ真横に」
3本目は、「弓なりに」
意識して書くようにすれば大人っぽい字になります。
【きれいな漢字を書く】コツ3.「スキマ法」で品格アップ

「目」のように囲みの中にあるヨコ線は、線の線を囲みに触れてはいけません。
両サイドに敢えてスキマを作るように書いてみるのがポイントです。
それだけで、字に「抜け感」が出て上品な字になります。
【きれいな漢字を書く】コツ4.「しかく」は逆台形にまとめる

「しかく」のある漢字を見つけたら、「逆台形」の形にしてスマートに見せましょう。
人間の体も寸胴な体型よりも、逆三角形の体の方が美しくみえますよね。
それと同じで、四角い漢字も下に向かうにつれ、逆台形になるようにすぼめていきましょう。
形が引き締まり、スマートできれいな字になります。
まとめ:美しい漢字に共通する「要素」を押さえれば誰でもきれいな字が書ける
何事においてもそうなのですが、頭の良い人、要領が良い人は物事の共通点を見つけ、抽象化するのが得意です。
つまり、ポイントを見つけてそこを押さえるのがうまいので上達するのが人よりも早いです。
実は、文字も同じなのです。
日本語の常用漢字は2,100文字程度あります。
これを、1つずつ覚えていくのは大変ですが、今回お伝えした4つのポイントを押さえるだけで、全ての漢字が一気にきれいになります。
これから漢字を書く時は、この4つを意識して書くようにしましょう。